増え過ぎたハトへの餌やり自粛の成果が現われている自治体(参照:Owl 共和国「鳥に餌をやらないで!」)もありますが、実際に被害にあわれている方にとっては切実な問題です。固体数が自然に減るのを待っていたのでは遅すぎます。しかし、どんなに迷惑なハトでも、狩猟鳥ではなく野鳥です。捕獲したり殺害することはできません。ハト害から解放されるには、ハトを寄せつけない鳩対策を講じる以外、方法はありません。

生態について
ハトは生涯同じ相手と結ばれ、群れをつくり行動します。性質は以外にも闘争的で、学習能力の高い鳥です。
繁殖期は、北日本では春から秋頃ですが、西日本では一年中繁殖します。
また、一回の産卵で2個の卵をうみ、約20日程で孵化し、一ヶ月半程度で巣立ち、生後半年で繁殖期に入ります。
このように繁殖率の良さが増加の一因です。
また、ハトは帰巣本能が強く、必ず生まれた場所に戻り巣づくりを始めます。ハトの巣づくりの好条件は、行動範囲約20キロ圏内に外敵が少なく、餌や水場、緑が近くにある建物です。